■題名
くさり(
Blank Beatより)
■執筆者
雪平 かなめ様
■評価
★★★★★★★★★☆
■あらすじ(執筆者様作成の物を転載)
父親の転勤のせいで、あたしは七年前に家を出たっきりになっていた十歳年の離れた兄のところに居候することになってしまった。この兄というのが人間の皮を被った悪魔のような奴で……。
■感想
非常に面白い話でした。相手が兄(
義理ですが)ということに嫌悪感を持たれる方がいるかもしれませんが、私にとっては文句なしの★9です。
情景描写、心理描写が素晴らしく、読み進めるうちにまるでこちらが実際に恋愛している気分にさせられました。
憎まれ口をたたく兄の言動とは裏腹に、行動ではヒロインを愛しているということがダダ漏れ。
ヒロインはヒロインで、クソ兄貴とか嫌いだとか言いつつも、兄に翻弄されたじたじ。
キュンキュンすること間違いなしです。
いがみ合いならぬ、いがみ愛と言う物は私の大好物でして、そこをピンポイントで突いてくる作品でした。
非常に満足です。
中毒性が無いというところと、この次に紹介する小説との差異を示すため、已む無く★9とさせていただきました。しかし実質★10で良いくらいです。
※()内は反転で。ネタばれ注意。
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